Le cinéphile puceau et la vierge libraire de Jimbôchô #5

Après avoir bien attiré les mâles regards et les tentatives d’effleurement de vieux libidineux dans sa rame de métro, Mayumi arrive saine et sauve au cinéma où l’attend Takeshi… まゆみとたけし、映画館で たけしは、映画館のロビーで八分間も待っていた。スマホを見ていたけれど、なにも読んでいなかった。ただ、落ち着いているふりをしていた。 ふと顔を上げると…まゆみが来た ! 彼女はヒールの低いくつで、ちょっと走るように歩いてきた。ほおが赤くて、少し息を切らしている。 その濃紺のドレスは、肌にぴったりと張り付き、彼女の胸と腰の曲線をこれ見よがしに強調していた。まるで「見るなら見なさい」とでも言っているかのように。 胸もとで、ハンドボールほどの美しいふたつの球が、楽しげにぷるぷる揺れていた。 たけしは、ぼうっとした。まるで頭の中がリセットされたようだった。 — ごめんね、ちょっとおそくなった!— ううん、大丈夫。僕も今来たところ。 二人は少しだけ見つめ合った。おたがいの服や顔を、じっくり見る時間だった。 「なんてきれいなんだ!なんてドレスだ!ぼくのために きれいな服を 着たのか?それは ぼくのことが すきだ ということか?ええと…このあと いっしょに どこかへ 行くつもりなのか?」 たけしは つばを ごくりと のんだ。「ラブホテル…かもしれない?」 そのとき、まゆみの心の中では—— 「いいにおい…!わたしのために この こうすいを つけたの?すてきな おとこのひとだわ!」 でも、まゆみは しらなかった。たけしが こうすいを きんたまにも つけたことを。 つづく Mayumi et Takeshi… Lire la suite…